現状と課題
● 安心して健やかに暮らし続けるために、寿命を延ばすだけでなく、その内の健康な期間を延 ばす( 健康寿命の延伸 ) という考え方が重視されるようになっています。乳幼児から高齢期までのライフステージ(人生の節目、段階)に合わせ生活習慣を改善することが有効であると考えられています。
● 不眠や食欲不振など、こころの健康問題が身体の健康問題としてあらわれることも多くあります。こころと身体は一体であることを理解し、こころが疲れていることに早く気づき、早めに対処することが大切です。
● 地域においては、各種の活動者によって、誰もが関心があり、楽しんで参加できる健康づくりをテーマとした取組が実施されています。
● これらの活動者の主体的な取組を一層進めることで、活力ある地域づくりや住民相互のつながりをさらに深め、身体とこころの健康の維持・増進につなげ、効果を上げている地域があります。
● また、多くの地域で、地域主体の見守り活動が盛んに行われていますが、こういった活動にも、体調の維持・管理、感染症予防、身体と心の健康づくり等の要素を取り入れていくことで、見守りを必要とする方々のみでなく、見守る側の人々も安心して活動に取り組めるなど、必要性が理解されてきました。
● 健康は個人の問題ととらえられがちですが、地域の健康づくり活動を進め、健康寿命を延ばしていくには、仲間づくりや活動の場づくりなどの環境整備も進めることが求められています。
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「一人ひとりの健康づくり」のための自助・共助・公助について(例)
自助 〈自分の馴染むものからとりいれるようにするための例〉
◎ともに健康づくりに励む仲間をもつ
◎ライフスタイルに応じて無理なく継続できる健康づくりの習慣をもつ
◎睡眠や休養をとるなどして、こころの健康を維持する習慣をもつ
共助 〈地域の力でできることに取り組めるようにするための例〉
◎区や関係機関との協働で、地域主体の健康づくり活動に取り組む
◎保健活動推進員、食生活等改善推進員、認知症サポーター等の取組に地域ぐるみで協力する
◎学校ぐるみ 職場ぐるみの健康づくり
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2つの共助・公助 支援事業について
1) 「町ぐるみ健康づくり支援事業」
巾広い地域住民対象、親睦や同好の会にとどまらず、健康になろうと思う地域住民の意識を高めることを目的とした継続的活動
2) 「元気づくりステーション事業」
高齢者が主体的・継続的に介護予防に取り組むグループ活動
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「富三地区内」で取り組む だれでも参加 健康づくり活動
22-23年度
① 金沢区町ぐるみ → 24年度より自主運営
健康づくり支援事業
25年度
② 富岡元気づくりステーション → 26年度より自主運営
支援事業
③ その他の健康づくり教室 → 富岡地域ケアプラザ指導
および自主運営で継続
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かながわ県のたより 平成26(2014)年7月号No.709
毎朝できる、身近な健康法「みんなで朝ラジ ! !」プロジェクト
「富三地区内」で取り組む だれでも参加 ラジオ体操
ラジオ体操の3つの魅力について
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認知症に強い脳を作る「ウォーキング」のすすめ
引用 編集 財団法人 東京都高齢者研究・福祉振興財団 東京都老人総合研究所
発行 特定非営利活動法人 認知症予防サポートセンター
歩数計・・・ 歩数だけでなく、早歩きを10~20分
● ウォーキングなどの有酸素運動をしている人は、アルツハイマー病や脳血管障害による認知症になるひとが少ないことや
● また、ネズミに運動させるとアルツハイマー病のもとになる脳内のアミロイド蛋白ができにくいことが分かってきました。
● こうした研究の結果から、有酸素運動によって認知症の発症を遅らせることができると考えられるようになってきました。
● 生活のなかで、ウォーキングを習慣として身につけ、早歩き ウォーキングを楽しむ生活をするようにしましょう。